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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

 

山田なぎさ「逃げようか」

 

海野藻屑「好きって絶望だよね」

 

 

骨を彩る / 彩瀬まる

 

熱を分かち合うほど隣り合っていた粒も、遠くへ、二度と出会わないタンスの裏へと簡単に転がり消えてしまう。

 

 

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言葉はいつでもあからさますぎて、そういうかすかな光の大切さをすべて消してしまう。

 

キッチン / 吉本ばなな